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閑話休題 城ケ島の雨 [日々雑感]

なんと寒い日だろうか
利休鼠とは言い難いが、霧の様な雨が降った。


3年ほど前だろうか? 地域の人たちとバスで城ケ島へ行った
三崎と島の間を結ぶ城ケ島大橋の下に
北原白秋の碑は立っている


s-21jfxzr.jpg


私はこの曲を吹いた事があるのでハミングした。
そのすぐ近くに、小さな記念館があった
 
その中で見つけた
北原白秋はこの地へ、絶望の果てに訪れた事を
そして、桐の花事件 と言われる投獄の歴史も知った
 
東京時代に夫からDVを受けている隣家の嫁(俊子)と親しくなり、そして結ばれた。
まだ正式に離婚していなかった俊子の夫からの訴えで
彼は投獄されてしまう。姦通罪で・・・・
 
若いころから名声があった白秋だがスキャンダラスに報じられ
弟の計らいで短い間で保釈はされたが

失意のうちに三崎へ渡った。
そして出来た詩があの名曲です

失意の中でも、漁師たちの生き生きとした姿に生きる喜びを見つけたのだろうか

転調した詩からは、明るい希望が見えてくる
作曲も素晴らしい
 
そんな意味を知ってから、この曲を違う角度から聴いている
 
倍賞千恵子
https://www.youtube.com/watch?v=cyWTy-Y081s


雨はふるふる 城ヶ島の磯に

利休鼠の 雨がふる

雨は真珠か 夜明けの霧か

それともわたしの 忍び泣き


舟はゆくゆく 通り矢のはなを

濡れて帆上げた ぬしの舟


ええ 舟は櫓(ろ)でやる

櫓は唄でやる
唄は船頭さんの 心意気


雨はふるふる 日はうす曇る

舟はゆくゆく 帆がかすむ

 
昨年の夏に、母にこの逸話を教えた
そうしたら歌詞が知りたいと言うので他の曲と共に歌詞を渡した
いつもこの曲を聴きたがる
 
最近気が付いたのだが、
あの頃母は生きるという事に投げやりだったのかもしれない
いつもつまらなそうにしていた。
もしかしたら、白秋が絶望の果てから生きようと思ったことに感動したのかもしれない
そんな気がしている今日この頃です。
 
今も必ずこの曲を聴いてもらっています。
 
北原白秋の作詞には
ゆりかごのうた、この道、あめふり、待ちぼうけ、ペチカ、からたちの花
ちゃっきり節 などがある
 
 
 
 

nice!(50)  コメント(28) 
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コメント 28

ma2ma2

今日は寒かったですね!
明日も朝は寒いみたいでめげちゃいそうです(^^)
by ma2ma2 (2018-02-22 19:25) 

hirometai

majyo様
寒い一日でした。
一日サポセンで会議や面談で6時過ぎに帰宅して簡単な夕食をすませて、PCで一休みです。
城ヶ島は何度か行きましたが、こんな歴史があったのですね。
伊藤先生のお話では、童謡が作られたのには其々の背景があるということでした。
オカリナの城ヶ島の雨を聞きながらお母様は夢心地で眠っていらっしゃるのでしょうね。(^-^)
お大事にして下さい。

by hirometai (2018-02-22 20:14) 

johncomeback

中学生の頃かっこつけて白秋の詩集を学生鞄に
忍ばせていましたが、今思うと内容は全く理解
できていませんでした('-'*)エヘ
by johncomeback (2018-02-22 20:17) 

mayu

昔は理不尽な法律がありましたね。
DVもモラハラも、相手が妻なら罪にはならなかったし。
by mayu (2018-02-22 20:38) 

kiyokiyo

majyoさん
こんばんは!^^
今日は寒かったですね~!
昨日はお疲れ様でした。
majyoさんの仰る通り、通院は疲れてしまいますよね。
付添いの僕でさえ、疲れるのですからね。
しっかりと暖かくして、コロンコロンしててくださいね^^

北原白秋の作品は多くの人に愛されていますよね。
僕でも知っているのですから^^

by kiyokiyo (2018-02-22 21:11) 

majyo

ma2ma2 様

何だか縮こまりました。心まで縮こまないようにしたいですね
明日も寒い? 嫌だなあ

by majyo (2018-02-22 21:13) 

majyo

hirometai 様

急な寒さでめげますね
城ケ島は私も何度か行っているのですが、今回この話を
初めて知りました。
童謡ですが、色々な話があります。特に「赤い靴」が哀しいです。
歌は色々な話があります。
母は生き仏のようですよ(^▽^)

by majyo (2018-02-22 21:14) 

majyo

johncomeback 様

文学少年だったのですね。その頃って詩集に憧れます
意味もなく暗記していた時がありますよ。
高校くらいかなあ?

by majyo (2018-02-22 21:14) 

majyo

mayu 様

姦通罪は昭和22年まであったそうです。
驚きますね
>DVもモラハラも相手が妻なら
そういう事になります。長い年月をかけて今の権利がうまれましたが
まだ、Me Tooみたいな事があります

by majyo (2018-02-22 21:15) 

majyo

kiyokiyo 様

今日は寒いし、ちょっと車で出かけて
それ以外はずっとゴロンゴロンしていましたよ(笑)
治療中と同じく幾らでも眠れるのです。夜も眠れるでしょう

改めて童謡・唱歌をご紹介しましたが
皆 知っているでしょ!
作詞が誰とか知らなくても 長く歌っている歌ですね



by majyo (2018-02-22 21:18) 

トックリヤシ

城ケ島の雨♪ 好きな歌なのでよく口ずさみましたが
なんかリズムが取り難くて未だにうまく唄えませんな~vv

by トックリヤシ (2018-02-22 21:29) 

tochimochi

今日は一日中雪が降ってました。
今晩も・・・。
城ヶ島の雨にはそんな逸話があったのですか、改めて歌詞を見ると生きる喜びが伝わってきそうです。
by tochimochi (2018-02-22 21:59) 

majyo

トックリヤシ 様

そうですか、好きな歌ですか\(^o^)/
海の近くで歌うには良い曲ですね
転調してからは元気に歌うと良いですね

by majyo (2018-02-22 22:29) 

majyo

tochimochi 様

雪が降りましたか! こちらは雪から雨に変わりました
歌はその意味が分かるとまた違う生きもののようになりますね
絶望から生きる喜び
そんな感じで、吹いていますよ

by majyo (2018-02-22 22:31) 

ゆうのすけ

昨夜も雪が舞い 今も冷たい雨が降っているんですが
週末はまたも南岸低気圧の影響で雪が降るかもしれない?!
という予報が・・・。積もらなければ(雪かき仕事がなくて)
良いとするのですが 今年は例年より雪が降る日が多く感じますね。
by ゆうのすけ (2018-02-23 01:20) 

momotaro

白秋さんは素晴らしいなぁ
倍賞さんのはまた後で聴きます
もう起きる時間になっちゃった!
by momotaro (2018-02-23 06:18) 

ぼんさん

子供時代に「北原白秋の碑」をかたどった城ヶ島のお土産(置物)をもらったことを思い出しました。
それで、北原白秋や城ヶ島を知ったと記憶しています。
by ぼんさん (2018-02-23 07:34) 

majyo

ゆうのすけ 様

立春を過ぎ、梅の花も咲き、春がもうすぐ・・・
「春よ来い」の歌も出てくるこの時期の雪
体が縮こまりました。ちょっとめげますね
今年は寒いです。着たコートが例年暑いから着ない服です。
どうしたのでしよう
雪かきはもうしたくないですね
by majyo (2018-02-23 07:36) 

majyo

momotarou 様

知らない間に北原白秋になじんでいるのですね
童謡その他を書きだして思いましたよ
絶対的に睡眠不足が足りませんよ。寝てくださいね
私は眠り病ですよ
by majyo (2018-02-23 07:42) 

majyo

ぼんさん 様

この碑は随分昔らかあるようです
以前は近かったので何回か行きましたが、最近はご無沙汰でした
この石の形は帆なんですね。ネットを読んで気が付きました。

by majyo (2018-02-23 07:44) 

ヒデマル

白秋、啄木は好きでした
日本の詩歌と言えば叙情詩、となったのは
この人たちの存在があったからでしょうね
この人たちの存在が大きかったせいか
思想を果物や野菜のように食べさせる
思索する、考えることの美しさを訴求する
そんな大切な一面が出遅れてしまったのは
残念なところではありましたが

挙げられた歌はほとんど持っています
実力のある歌い手さんでなければサマにならないです
大半は岩崎宏美さんですが、綾子さんもいくつか歌っています
安田祥子、由紀さおりの姉妹デュオやダークダックスも良かった
宝石のような歌たちです
by ヒデマル (2018-02-23 09:17) 

majyo

ヒデマル 様

この分野に関してはプロフェッショナルですね

日本の詩歌
意識していなくても、歌い継がれたものの中には
たくさんの抒情詩がありますね
そうだったのかとは思いますが
意識の中に沁みついています。
日本の唱歌、童謡も聴いてもらっていますよ
すべては忘れても、心に残っているのです。

岩崎宏美さん、由紀さおりさん・安田祥子さん姉妹も良いですね
綾子さんも歌っていますか
本当に宝石のようです。



by majyo (2018-02-23 09:37) 

チャー

北原白秋の曲は 情緒が満ち溢れていますね
忘れてしまった あの日を セピア色に思い出させてくれます
北原白秋の思い描く日本の風景は 少なくなりましたね
それと共に 人の心も様変わりしてきました

この道は いつか来た道
あーぁ そおだよぉ〜
アカシヤのを花が咲いてる〜♪

今 良い声で歌いました〜(^^)v
by チャー (2018-02-23 12:58) 

makkun

北原白秋にはそんな出来事が起こってたんですか~o(`ω´*)o
YouTubeを繰り返し聴かせて戴きました(v^ー°)
↓ 余談ですが・・・
丁度今から50年前の正月に私を含む♂×3人は
全員彼女と一緒に城ヶ島へドライブに行ったのですが、
大塚を出発して後楽園前の信号で停まっていたら
後ろからガッチャ~ン!
タクシー(日の丸自動車)がノンストップで突っ込んで来て
全員がムチ打ち症になってしまいました。
運転していた私の横に乗ってた女性は首の骨が曲がってしまい
長い間、入院するハメになってしまいましたが
裁判にまで発展してしまった交通事故で扱った富坂警察には
「重大事故」として地図に印が付けられました。


by makkun (2018-02-23 13:48) 

majyo

チャー 様

帰りは晴れてきましたが今日も寒かったですね
北原白秋と今日は同郷の野口雨情のメドレーを聴いてもらいました。
セピア色です。赤とんぼも飛ばなくなりました。
渋谷は雑踏です。春の小川もせせらぎなんてない

帰りにコメント読ませていただきました
顔で笑って(^▽^) 声出さないようにしました
良い声が聞こえましたよ。
わたしオンチです(-_-;)

by majyo (2018-02-23 16:46) 

majyo

makkun 様

そうなんですよ。名声があったのにいっぺんで奈落の底です。
聴いてもらいましたか。良いでしょ!

余談の話ですが、大塚で事故だと城ケ島まで行けなかったのですね
全員がムチうちなんてとんだ災難でした。
その頃はまだシートベルト無しでも運転できましたね
若い時の悔恨の思い出でしょうか
富坂警察は、20歳の頃仕事で何度か行きました。


by majyo (2018-02-23 16:46) 

kazg

倍賞千恵子のレコード、若かりし日の数少ない所持品でした。「城ヶ島の雨」も収められていました。白秋作詞の歌が、他にも収められていたと思います。甘美さと切なさの入り交じる抒情の詩を、倍賞さんは、生々しくなくほどよい透明感とともに歌ってくれていて、好きでした。
by kazg (2018-02-24 22:14) 

majyo

kazg  様

若い頃レコードはなかなか買えませんでした。
数少ない所持品でしたか
城ケ島の雨は色々な方が唄っていましたが、私は倍賞さんのが
好きで、これをずっと聴いてもらっています。
透明感ですね。
今は、個室ではないのでヘッドホーンで聴いてもらっていますが
心の中で一緒に歌っていますよ

by majyo (2018-02-25 06:42) 

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