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万引き家族 [本、映画、テレビ他]

少し前に話題の「万引き家族」を観てきました。
初回の9時ですがそれなりに人は多かった
http://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/


314569.jpg


観たのになぜ書かないのか?

珍しくどう書いて良いのかわからなかったのです。


わずかな年金生活者のおばあさんのお金と訳あって働けなくなった父親

そして職を失う母親
風俗で働く母親の妹、息子、万引きは生活の補助でした。
そして家族は貧しくとも仲睦まじく暮らしています

これは監督も言われていますが、すべてこの豊かと言われる日本であった事が
下敷きとなっています。
年金不正受給、子の虐待、子の放置、DV、失職


途中まではこの家族を紹介するようなストーリー

万引きして暮らしているのに、とても明るいのです。
助けあって生きています。


後半、子供の万引きが発覚したところから、話は大きく動きます
詳しい粗筋を読んでいなかった私には驚きの連続でした。
だから結末も粗筋も書かない方が良いのです。
そして当たり前のセリフを警察官が言います。これは監督のメッセージでしょうか?
痛烈に批判しているように感じました。警察官のセリフは社会そのものです。


家族とはどうあるべきか?それぞれが考えるものでしょう

普遍的な価値観など無いと思うのです。
抽象的になりますが、これが書けない理由です


私の場合、

家族を壊したくないと思っていたことが家族を壊しました。
もう壊す事に迷いが無くなった時に、初めて本当の家族になった気がします。
是枝監督の「そして父になる」を観た時も同様の思いを感じましたが・・・・

それぞれが何をこの映画から感じるか・・・・

それは観た方が結論するべきでしょう

役者さんたちがとても素晴らしかった
特に子役は、セリフを覚えさせなかったとか
その場で教えたそうです。だから自然なのです


お婆さん役の樹木 希林さん、これはlequiche さんのところで知ったのですが

http://lequiche.blog.so-net.ne.jp/2018-06-09
撮影時は入れ歯を外しての演技だったそうです
貧しいばあさんならそれらしい顔になっても良いと考えたのでしょう。役者魂です。


映画は作りものです

しかしその作り物の中に、より真実が見えてくるのはストーリーと役者さんでしょう
観ないでガタカダいうネトウヨさんには、見えるべきものが見えないのでしょうね



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