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敗戦の日 [政治・社会]

八月や 六日 九日 十五日


8月15日をどう言うか
以前は終戦記念日と言っていた。しかし私は今、敗戦の日と位置付けている

その敗戦が戦後73年経ってもまだ敗戦のまま

戦争を総括しないまま、経済発展し、とうとうあの戦争は正しかった
南京大虐殺は無かった
従軍慰安婦は、売春婦だったと
堂々と語られている。
そして密約でがんじがらめの日米関係、殖民地となんら変わらぬ地位協定
自衛隊の指揮権もアメリカにある

これが敗戦の日という意味です。


12日日曜日に NHKスペシャルで

“駅の子”の闘い
~語り始めた戦争孤児~  という番組があった



石井光太氏の

浮浪児1945- 戦争が生んだ子供たちを読んでいる私はもちろん観た

国は戦災で親を亡くした子供たちを手厚く保護する事はなく
ましてや生き残ったこの国の人たちも
蔑み、忌み嫌い、汚いものでも観るように排斥した。


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浮浪児狩りされた子供たち
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かたや番組でも語られているが

靖国の遺児と言う事で、靖国神社に招待され
誇りを持った子供たちもいた。


国が始めた戦争で遺児になった子供たちは

兵士の子だろうが、一般の子だろうが
同じではないだろうか
これが納得できない


番組中で幼い兄弟と上野で浮浪児となった女性は

最後まで夫にはその事を言わなかった。言えなかった
それを今語り始めた
そして今もあの頃と変わらぬ上野の地下道へ行く

ここは私も本を読み、行ってみた。幻の浮浪児が見えた気がした。
天井が低く狭いです。


浮浪児の自殺も多もかった。

絶望するに決まっている。たとえ悪事に手を染めていたとしても
子供が一人で生きていくうえで、真っ当に生きられる時代では無かった
大人の責任であり国の責任だと思う


マッサージ士をしている小倉さん?

この方はぬくもりがどれだけ嬉しかったか
涙を流して語る。それほどひどい目にあったのだ

これらの話が発掘されたのは
中野にある「愛児の家」そこに名簿があったからだ
いつか行きたいと思っていたのだがそのままになっている


戦争の光と影

影の部分は語られていない。本人たちも語らない
しかし、自分をさらけ出して浮浪児であった事を伝える遺児たち

その意味は大きい

戦争は終わっていない。だから敗戦の日と私は位置づけている


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