上手がいた

今日は港区から弟がやってきた。

越してきてから初めてである。
自転車で来るというから心配していたが
なんと、かなり走りこんでいるようだ。
昔はゴルフばかりだったので想像出来なかったが
やあ、たまげた。すごいのに乗っている。
車も乗らないし、兄弟で唯一お酒が飲めない。
だから、ここでお金を使うのかな？
そのうち、寝袋を持って被災地東北へ行きたいという。

色々な話になったが
目から鱗のことも多かった。
今、第二の人生で、ある会社の若い方を教育する立場だが
ペーパーテストでは一番だが、会社としてはほとほと困っている社員がいるとか
この手の人は案外多いのかもしれない。
会社にも本人にも良いように持っていくのは大変らしい。

また福島第一原発の話になったが
彼曰く、一番責任があったのは　吉田所長とのこと
私は、彼を評価していたが
いずれ本社に戻れば役員になれた彼が、福島ではその力をもってすれば
危機管理の対策は立てることができたはずだし、
また、費用がかかったとしても電源喪失その他の訓練はしなくてはいけないという
それをしていなかったらしい。
やはり現場で仕事をしていると、事故は起きるし
起きたとしても、それを回避する仕組みを作らなければならないという。
事故後、寝食を忘れ奔走してきた姿は、マスコミにも好意的に写り
非難は少なかったように思うが、事故は起きないようにする。
起きたとしても、その処理がスムーズにいくことが責任者の仕事かもしれない。
男気があると思っていたが、原発で大事なのはそんなことではないのだ。
女の視点と、業種は違えど現場を知り尽くしている人間の観察は違う。

だから、自転車もあらゆる対応がしてある。荷物も多い。
私はただ乗るだけ！　故障したら通りかかる誰かを待つ。頼みこむ
イージー(*^。^*)