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永 六輔さんと沖縄 [本、映画、テレビ他]

永 六輔さん、年代の古い方は皆ご存じでしょう
亡くなってから 九段下の寺島実郎さんのビルで
偲ぶ会があり、行きました。
松元ヒロさん、佐高 信さん、写真家の大石芳野さんがそれぞれに思い出を語りました。
 
私は、遠い記憶で 遠藤やすこさんのラジオ番組が思い出されます。

その永 六輔さんですが
沖縄と深い関係がある事を本で知りました。
図書館で偶然目に留まったのです。
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なんと米軍統治下の頃から沖縄通いをして「沖縄病」にかかった一人だそうです。300回は優に超え、沖縄に良い人がいるのでは?と噂されたとか

この本は
RBC琉球放送で比嘉京子(ひがけいこ)さんとの語らいを一人語りとして
本にまとめたものですが
沖縄に対する永さんの愛情をひしと感じます。
 
おばあちゃんの沖縄
おじいさんの沖縄
おばさんの沖縄
観光する人の沖縄
ウチナーとヤマト
創る人の沖縄
 
沖縄へ移住する人が多いのですが、宮本亜門さんもその一人
家を建てました。その亜門さんが言います
永さんはすべてを包み隠さず、愛情を持っておおらかに意見を述べる人だったと
その語り口は沖縄にマッチしていて
来ると「おかえりなさーい」という挨拶があったようだ。
 
マルチの永さんは沖縄から日本が見えると言います
しかし日本から沖縄は見えないと
私も知らない事が多く、文化とか人とか
その関わりから今回知った事が多い

政治的な発言はそう多くはないが
沖縄海洋博や沖縄サミットについては苦言を呈している
ヤマトのメデイアは沖縄の現状を伝えていない
かえって海外の方がその現状を伝えていると
 
そして沖縄人にも言う
耐える沖縄から 怒る沖縄へ!と
振興予算と言っても本土の企業が儲けて、沖縄の企業に利益が無い
政府は沖縄に対して思い上がっていて、沖縄もなにかしてもらうとありがたがっているのはいけないと厳しい事も言っている。
 
この本は今から17年ほど前に上梓されたものだが
沖縄はいま、耐える沖縄から怒る沖縄になっていると思う
永さんが望んだ沖縄になっているのではないだろうか
 
琉球放送というラジオ番組で沖縄しか放送されないので
思うように話したらしいです。
永さんのラジオ番組、もう一度聴きたいなあ
 
そして中年御三家と言われた
永 六輔さん、小沢昭一さん、野坂昭如さん 今はみなあちらへ行ってしまった
武道館での三人のコンサートへ行ったのが懐かしい
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本日は二か所へ出かけるので予約投稿です。
 
 

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